古代中国では、雨季を迎える5月は病気や災厄が増えることから、
邪気を祓うために菖蒲を使用した行事があります。
端午の節句に菖蒲を使用する風習が日本に伝わり、
平安時代には、宮中行事として端午の節会が行われます。
端午の節会では、香りの強い菖蒲を身に付けたり、
菖蒲を丸く固めたものを飾ったりしました。
鎌倉時代から江戸時代になる頃には、
端午の節句は男の子の行事として認知されます。
当時は武家社会だったため、「勝負」「尚武」などの
言葉にかけられた菖蒲に、男の子が逞しく成長することを願いました。
コロナ疫病の払いを祈願して
琵琶湖の円満院門跡の泉菅長が大きな楠に菖蒲を飾られました。
叔母の着物を西田婦人会会長に着付けて頂き
新緑の美しい玉座で静かな時間を過ごさせて頂きました。
四季折々を自粛の中で祈らせて頂けるお心遣いに
感謝申し上げます。
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