三田のあわ琴クラスの美しい受講生の生き方、在り方に感動して
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初めてのお米作り、大地と苗、太陽と雨、自然に祈りよりそう
女性の米作り、機械でなく鍬と釜の手作業で大地に足を踏ん張り。
今年はイザナギ、イザナミが歌った秀真伝の天地繋ぐあわ歌を
琴を胸に抱き田畑に向かいます。
天神(あまつかみ)6代目のオモタル(男神)とカシコネ(女神)の時代が終わり、世継ぎに恵まれなかったため、国は乱れ無秩序な状態になってしまう。そんな時、高天原(たかあまはら)から指名を受けた、タカヒト君(きみ)とイサコ姫はツクバのイサ宮で結婚され、イサナギとイサナミとして即位し、7代目の皇位を継承する。
イサナギとイサナミが、『フトマニ』の占いをみて、天の御柱を中心にイサナギが右回り、イサナミが左回りで出会って、イサナミがまず声をかけた。
イサナミ:「アナニエヤ ヱヲトコ」
イサナギ:「ワナウレシ ヱオトメ」
ところが、月満てず(未熟児で)ヒヨルコが生まれた。*この子は葦船に乗せて流してしまった。
二神は天に戻って神々に尋ね、『フトマニ』の占いを再び見て、天の御柱を中心にイサナギが左回り、イサナミが右回りで出会って、今度はイサナギから声をかけた。
イサナギ:「アナニヱヤ ウマシオトメニアイヌ」
イサナミ:「ワナニヤシ ウマシヲトコニアヒキ」
こうして八洲(やしま)の国を産んだ。この時のこの言葉を「天(あ)のあわ歌」という。
「天のあわ歌」は、イサナギの言葉の最初が「ア」、イサナミの言葉の最初が「ワ」になっています。
さらに二神は、葦原中国(アシハラナカクニ・滋賀)で、天神(あまつかみ)から引き継いだ矛(ほこ)をシンボルに生産力の落ちた農業を復活させます。また、二神は「ことは」の乱れを直す為に、48音の歌を作られました。そして、カダガキ(琴)をかき鳴らしながら、男神と女神で24音ずつ歌って、音声の標準化を図り、農業普及と共に国の再建をしていきました。
アカハナマ イキヒニミウク フヌムエケ ヘネメオコホノ
モトロソヨ ヲテレセヱツル スユンチリ シヰタラサヤワ
上句の「ア」から24音をイサナギが陽の歌として歌い、後半の「ワ」で終わる24音をイサナミが陰の歌として歌いました。
陰陽が一体となるこの歌を歌うことで、国は平和を取り戻したと言います。
「あわの歌」を歌うとおのずと声が明らかになり、身体のすみずみまで音韻が響き渡り五臓六腑(ゐくらむわた)の調子が整い、身体全体が宇宙の流れに即するようになります。
五臓六腑(ゐくらむわた)とは、五臓(肺・心臓・肝臓・脾臓・腎臓)六腑(大腸・小腸・胆のう・胃・膀胱・三焦)のことです。このように48音はそれぞれ、身体の各器官に影響を与える働きを持っています。日本人はかくも叡智(えいち)に富んだ民族なのです。
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