サウンドセラピスト・歌手・アイカ 橋本恵子
こころねのみちブログです。
12／21 京都で行われる講演コンサートのリハーサルに
福岡の井口先生のご自宅に伺いました。
井口潔先生(いのぐち きよし １９２１年大正１０年生れ、
９８歳、NPO法人 ヒトの教育の会理事長、
日本外科学会名誉会長、九州大学名誉教授)
笑顔で迎えてくださった先生は
モーツアルトk454 とk296を情熱を込め演奏くださいました。
「足は筋肉で動き年齢で弱るが、指先と脳は感性で動いている。」
そう話される先生は輝きとても楽しそうに演奏されます。
ご著書「人間力を高める 脳の育て方鍛え方」に書かれている事を
生きて証明して見せてくださいました。
そして、「ゆっくり丁寧に音の間を大切に
お稽古する」大切さを学ばせて頂きました。
心で生きる日本人が戦後、身体で生きる
人間に変わってしまったこと。
上手く生きようと計算するばかりで
善く生きるという本質が見えなくなっていることを憂え
戦前まであった｢伝統的自己抑制型育児法｣
ヒトは“心の教育”躾･道徳を通して人間となることを
ご専門の生物学･脳科学の見地から訴えられています。
アメリカ流の新教育思想
「子ども中心的育児法｣が浸透し
個人を尊重する教育法により
自己中心の人間があふれる危機感を持っておられ
９８歳になられた今なお後進の指導をしてくださいます。
音に秘められた使命感を
肌で感じさせて頂けた事に心から感謝しています。
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